生理前のつらい腰痛の改善方法
生理前の腰痛は女性ホルモンによるもの?
生理前になると腰が痛くなる。
初めはだるーい感じだったのが、
だんだん重くなってきて、
シクシク・ズキズキ・・・
最後には腰が砕けそうなほど
痛くて痛くてたまらない!!
婦人科疾患と腰の痛みは切っても切れない
関係があるようなんです。
というのも…
腰というのは背骨と骨盤の継目の部分であり、
骨盤は月経周期や妊娠出産などをつかさどる
女性ホルモンの働きによって、
緩んだり締まったりを繰り返しているんです。
生理前の時期は、黄体ホルモンの働きによって、
骨盤が開いてきます。
これは生理に向けて、子宮内膜を排出するための、
準備をしている為です。
そして生理が始まって2日目に
最も骨盤が開きます。
生理2日目に月経血の量が一番多いですよね?
そして生理終了~排卵に向かって、
じょじょに骨盤が締まってきます。
排卵前後が最も骨盤が引き締まっている時期
なんですって!!
よく一般的にお尻がきゅっとしまった女性が
男性に好まれるのは、本能的に女性の排卵を
嗅ぎ分けているからかもしれません。
また逆に、女性が排卵のサインとして男性に
アピールしているのかもしれません。
ニホンザルの雌のお尻が発情期になると
真っ赤に膨れ上がってアピールするっていう
光景を猿山などで見たことはありませんか??
発情期=排卵の時期を見極めてSEXすることは、
効率よく子孫を残すために重要なことです。
腰がきゅっと引き締まった女性は、
妊娠をしやすい時期であるともいえます。
逆に、骨盤が緩んでいる時期は、
発情期が過ぎて妊娠・出産の準備に
入っている状態なんです。
骨盤が緩むことでで、骨盤で支えていた、
下半身の重さを腰で支えなければならず、
腰に負担がかかってきます。
その際に、きちんと正しい姿勢で、
腹筋や背筋が腰を支えていれば
問題ないのですが、姿勢が悪かったり、
腹筋・背筋が衰えていたりすると・・・
腰痛が起こってきます!!
生理前の腰痛を改善するには?
では、生理前の骨盤が緩むことによって
引き起こされる腰痛は、
どのように改善していったらよいでしょうか?
まずは、使い捨てカイロや湯たんぽなどで
温めてみてください!
腰痛もそうですが、婦人科疾患の疼痛は、
患部を温めて血行を良くすることで
改善することがよくあります。
女性の体は、温めておくことが重要なんです!!
また、温まって痛みがほぐれてきたら、
無理のない範囲で優しくマッサージしてみましょう。
強く押しすぎるのは、後から揉み返しなどの副作用もあります
ので注意しましょう。
痛みがなければ、腰を回したり伸ばしたりする、
ストレッチで大きく筋をほぐしましょう。
生理前のつらい腰痛を予防するには?
そして最後に予防法です。
それは普段から正しい姿勢を心がけることです。
猫背になるのもよくありませんが、
逆にバレエを習っている女の子が
良い姿勢を保とうと肩を後ろに引きすぎて
腰に負担をかけてしまうことがよくあります。
猫背でもなく、胸を張りすぎでもなく
ちょうど良い姿勢を見つけてみましょう。
そして、腹筋や背筋は腰を支えてくれる、
自然のコルセットです。
無理な腹筋や背筋の運動ではなく、
常に腹筋と背筋を引き締めていると、
自然に美しい筋肉がついてきます。
腰痛持ちの方には、ピラティスもおすすめです!!
ピラティスはヨガなどを取り入れながらリハビリも
目的として考案された運動ですので、
小さい動きで最大限の効果が得られるよう
考えられています!
ヨガよりも体を鍛えるという点においては、
優れていると感じます。
普段から、腰痛を予防・改善できるよう、
心がけてゆければ良いですね!!