生理前に涙もろくなるのはPMSの症状？

生理前になると心が傷つきやすくなる…

職場でミスを注意されて、

思わず涙が溢れそうになる…

という経験をしたことのある女性は

多いのでしょうか？

仕事というのは厳しい世界です。

自分の時間を売ってお金に換えているのですから、

１分１秒だって無駄は許されません。

自分も相手も真剣勝負で戦っているのですから、

涙ぐらいでる時あります。。。。

でも、それが生理前に特にひどい。

生理前にはなんでもないことも、

生理前になると涙が出てしまう。

職場で皆がいるのに涙が止まらない…

号泣してしまった。

という経験をされたことはありますか？

たとえば、

「給湯室の電気を消し忘れた。」

「コピーした資料のホッチキスを右上に止めてしまった。」

「燃えるごみに、ペットボトルのふたを捨ててしまった。」

というような些細なことを注意されてです。

PMS（月経前症候群）の女性の中には、

そういった経験をする人がいます。

それは、PMS（月経前症候群）の時期に、

感情のコントロールがすごく難しくなるからです。

その理由は、生理前に女性の体の中で分泌される、

黄体ホルモン（プロゲステロン）という

女性ホルモンが、脳内の情報伝達物質である

セロトニンの働きを抑制してしまう作用があるから

なんだそうです。

また、このセロトニンは別名「脳内幸福物質」とも呼ばれ、

このセロトニンが働かなくなると、

脳内の情報伝達が滞り、集中力や思考力の低下を招き、

同時にイライラや気分の落ち込み、傷つきやすくなる、

涙もろくなるなどの症状が出ると考えられています。

PMSの症状は人それぞれで、

どのぐらい・どのような症状が出て、

それがどれほどつらいのかは、

その本人にしか分かりません。

PMSの患者さんの多くが気分の落ち込み、自己否定感

を感じることがあり、また、一部の人は

死んでしまいたいと思うほど強い症状が出ます。

昔、育児休暇や生理休暇などは、

今のように一般的ではありませんでした。

会社や国を相手に、女性の権利として、

戦ってきた女性がいるからこそ、今の制度があるんです。

制度まではいかなくても、

周囲に理解をしてもらう為に説明する。

という事はとても重要なことです。

はじめは「めんどくさい奴」と思われるかもしれません。

でも、PMS（月経前症候群）から来る症状のことを

きちんと説明しなければ「変な人」のままです。

何も悪いことをしていないのに「変な人」のまま過ごしますか？

それとも勇気をもって、少しでも自分のことを

理解してもらえるように

努力しますか？

実は心理学的に「言い訳」ってとっても重要なんです！

何故かというと理解不能な事態が起こった時に、

納得できるような言い訳をしてもらえると、

脳が安心するからです。

脳は曖昧なことや理解不能なことが大嫌いです。

なぜなら、脳というのは、

外の世界で起こっている事実を自分なりに理解し、

適切に対処するという役割を担っている器官です。

もし、理解に苦しむような事柄があれば、

理解しようとフル回転で働き続けなければ

ならないからです。

たとえば帰り道で、Aさんは友人のBさんに

出会いました。

お互いあいさつを交わし、

最寄駅の方角へ歩いてゆきます。

行く方向が同じなので、

黙ったまま歩くのはでは気まずいので

AさんはBさんにしきりに話しかけます。

けれどBさんは返事をするだけで、

会話になりません。

そのまま話が弾まないので、

結局5分間黙って歩いてゆきました。

その日、Bさんは10年間付き合った彼女と

別れたばかりだったので、

とても気分が落ち込んでいました。

それすら相手に伝えられないほど落ち込んでいました。

Aさんは、帰ってからひどくもやもやした気分でした。

Bさんは、自分のことが嫌いなのだろうか？

それなのに、しつこく話しかけられてうざかったのだろうか？

同じ町に住んでいるから、

これからもBさんとは会うだろうけれど

どう対処したらいいのだろうか？

けれど、Bさんからの

「今日ちょっと嫌なことがあって落ち込んでたんだ」

というメールをもらって納得＆安心しました。

脳は理解不明なことや答えが出ないことがとても苦手です。

「変な人」というのは、

理解不能なことばかりする人ですよね？

あなたがきちんと相手に納得できるよう説明して、

「変な人」というレッテルを引っぺがしましょう！！