つらい!!生理前のPMS症状を改善する方法とは?

生理の前になると、イライラ、むくみ、吐き気、めまい、おなかの痛み、頭痛などのつらい症状がある。それは、PMS(月経前症候群)かもしれません!PMSの症状を正しく知って、漢方、ピル、サプリメント、体質改善などの自分に合った効果的な改善方法を見つけて、はやめに治療してゆきましょう!

月経前症候群に効くツムラの漢方薬「半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)」

「半夏厚朴湯」ってどんな漢方薬

 

昔から神経衰弱や不安症

ストレス症状の緩和から、

喉や食道の異物感の緩和

吐き気や胃痛などの改善に

利用されます。

 

 

ストレスなどで滞った

「気」の流れを改善するのが

この半夏厚朴湯の特徴です。

 

比較的、

広く一般的に利用される

証をあまり選ばない漢方薬

婦人科や精神科・心療内科などでも

よく処方されます。

 

「半夏厚朴湯」に含まれる生薬の種類

 

半夏(ハンゲ)

厚朴(コウボク)

茯苓(ブクリョウ)

蘇葉(ソヨウ)

生姜(ショウキョウ)


 

製薬会社や漢方医によって

細かな配合量などは変わります。

 

また、つわりなどの妊娠中の

症状改善にも利用される薬ですが、

妊娠中や授乳中はかかりつけ医に

相談のうえでご使用ください。

 

 

「半夏厚朴湯」が効く人はどんな人?

 

漢方薬というのは、

その人の体質や証に合わないと

改善効果が得られないとされる

薬です。

 

ですので、

自分の体質や証を漢方医に

見極めてもらい処方してもらう

必要があります。

 

PMS月経前症候群の改善に

「半夏厚朴湯」が効くとされるのは、

虚弱体質~中間証と呼ばれる証の方です。

 

「半夏厚朴湯」は、

比較的体力がなく、

冷えやすいという女性、

神経性胃炎など神経が繊細な女性に

向いているといわれています。

 

 

f:id:flowering-chamomil:20170210124702j:plain

 

PMS月経前症候群を含む効能は…

 

生理前の時期の気分の落ち込み

精神不安定やストレス性の緊張、

その他精神症状

 

喉や・食道部に違和感

のどのつかえ感・ストレス球

動悸・めまい・吐き気・

不安神経症、神経性胃炎、

つわり、せき、しわがれ声、

パニック障害

 

などの症状を改善する効果が

知られています。

 

「半夏厚朴湯」は、

精神的なストレスから来る

喉のつかえ感や異物感である

「ヒステリー球(梅核気)」

の改善に最適な漢方薬です。

 

 

また、

「半夏厚朴湯」は、

「気」を整え精神を安定させるので、

PMS月経前症候群だけでなく

PMDD(月経前不快気分障害にも

高い改善効果が期待されます!

 

 

漢方を上手に利用して、

PMS月経前症候群のつらい症状を

改善してゆきましょう!!

 

 

 

 

 

月経前症候群に効くツムラの漢方薬「五苓散(ごれいさん)」

 

「五苓散」ってどんな漢方薬

滞りがちな体内の水の流れを

良くして、水分代謝を改善する

効果のある漢方薬です。

 

PMS月経前症候群の症状の

原因にはこの水分代謝が深く関係

していると考えられています。

 

 

生理前のPMS月経前症候群

時期に分泌量が増える女性ホルモン

エストロゲン(卵胞ホルモン)

働きによって、体内の水分代謝

悪くなります。

 

 

これによって、

さまざまな生理前のつらい症状が

表れてきます。

 

たとえば、

PMS月経前症候群の代表的な

症状のひとつである「むくみ」

 

 

また、

意外に思われるかもしれませんが

「めまい」「吐き気」「嘔吐」なども

この水分代謝の悪化が原因で起こる事が

知られています。

 

 

そのメカニズムとしては、

生理真の水分代謝の悪化により

体の平均感覚を司る耳の中にある

三半規管に水分が溜ることで、

異常が発生し困った症状が

起こってくると考えられて

います。

 

水分代謝を改善する事で、

生理前の時期のこういった症状を

改善するのが「五苓散」です。

 

 

 

「五苓散」に含まれる生薬の種類

猪苓(チョレイ)

茯苓(ブクリョウ)

蒼朮(ソウジュツ)または

白朮(ビャクジュツ)

沢瀉(タクシャ)

桂皮(ケイヒ)

 

 

蒼朮が使用されるか

白朮が使用されるかは

製薬会社や漢方医にによって

ちがいます。

 

詳しくは、

製薬会社や漢方医に直接

お問い合わせください。

 

 

「五苓散」が効く人はどんな人?

 

五苓散は、

比較的体質や証を選ばず

どんな女性にも使用して

頂ける漢方薬です。

 

 

ですので、

一般的な医院でも吐き気や

嘔吐などの症状に対して

処方されることも多い

漢方薬です。

 

私自身も、

ノロウィルスで胃腸炎

起した際に処方されました。

 

口の中の渇きや尿量の減少が

みられ、吐き気やめまい

むくみなどの症状がある場合は、

使用して差し障りがありません。

 

比較的副作用も少なく、

安心して使用できる漢方薬です。

 

 

f:id:flowering-chamomil:20170210124702j:plain

 

PMS月経前症候群の症状で

効果が期待されるのは...

 

 

 

吐き気・嘔吐・下痢・むくみ(浮腫)

悪心・頭痛・めまい

 

などです。

 

その他にも・・・

 

二日酔い・急性胃腸炎ネフローゼ

胃内停水、尿毒症、暑気あたり、糖尿病

 

様々な症状に効果があると

されています。

 

 

こちらの「五苓散」は薬局でも

市販されており、ツムラクラシエ

製品が手に入りやすいと思います。

 

 

 

「五苓散」は証や体質を選ばないので、

症状がある場合には試してみるのを

おすすめします!

 

 

漢方を上手に利用して、

PMS月経前症候群のつらい症状を

改善してゆきましょう!!

 

 

 

 

 

月経前症候群に効くツムラの漢方薬「加味逍遙散(かみしょうようさん)」

「加味逍遙散」ってどんな漢方薬

 

女性特有の血の道症」の改善の

代表的な漢方薬です。

 

血の道症」とは、

漢方的な瘀血おけつ(血行不良)や

血虚けっきょ(貧血)等からくる

月経や生殖に関連する症状の事です。

 

血が滞ると体が冷え、

疲れやすく体力も落ちます。

 

また、

漢方特有の考え方ですが、

血が不足すると気が体内に余り

それが熱となって上昇する為、

イライラしたりのぼせたりという

症状が表れると考えられています。

 

女性の生理前のヒステリーである

PMS月経前症候群

PMDD(月経前不快気分障害など

精神症状もこの一種であると

考えられています。

 

そして、この上昇した熱を、

体全体にいきわたらせる事で

冷えやのぼせ・イライラを改善する

のが「加味逍遙散」の特徴です。

  

 

「加味逍遙散」に含まれる生薬の種類

柴胡(サイコ)
芍薬(シャクヤク)
蒼朮(ソウジュツ)
当帰(トウキ)
茯苓(ブクリョウ)
山梔子(サンシシ)
牡丹皮(ボタンピ)
甘草(カンゾウ)
生姜(ショウキョウ)
薄荷(ハッカ)

 

柴胡(サイコ)・山梔子(サンシシ)
牡丹皮(ボタンピ)には、

いづれも熱を下げる清熱作用が

あります。

 

また、芍薬(シャクヤク)には

血行促進の作用があります。

 

それぞれの生薬の詳細な

配合量などは調合によって

変わることもあります。

 

「当帰(とうき)」には、

食欲不振、吐気、腹痛、下痢といった

胃腸系の副作用を引き起こす場合が

あります。

 

また、

重篤な副作用として甘草に含まれる

「グリチルリチン」という成分による

「偽性アルドステロン症」という

物もあります。

 

甘草を含む他の漢方薬

「グリチルリチン」を含む風邪薬等

呑み合わせに注意が必要です。

 

 

また、

妊娠中に影響を及ぼす可能性のある

生薬である牡丹皮」を含んでいますので、

妊娠中または妊娠を希望する際は

使用をお控えください。

 

詳しくは、

製薬会社や漢方医に直接

お問い合わせください。

  

「加味逍遙散」が効く人はどんな人?

 

漢方薬は、

その人の体質や証に合わないと

改善効果が得られないとされる

薬です。

 

ですので、

自分の体質や証を漢方医に

見極めてもらって処方してもらう

必要があります。

 

PMS月経前症候群の改善に

「加味逍遙散」が効くとされるのは、

虚弱体質の方です。

 

また、体力がなく疲れやすい、

手足が冷えやすいのにのぼせる、

肩こり、頭痛、眩暈、動悸、不眠・便秘

精神不安、うつ症状、微熱が続き、

月経異常を訴える方の改善に効果的です。

 

まさにPMS月経前症候群

PMDD(月経前不快気分障害

症状に当てはまる女性向けの

漢方薬です!

 

PMSPMDDで悩む女性には

第一選択肢としておすすめしたい

漢方薬です!!

 

 

f:id:flowering-chamomil:20170509112220j:plain

 

「加味逍遙散(かみしょうようさん)」の効果は

 

 

情緒不安定・イライラ・不安感

怒りっぽい・緊張性の不眠

のぼせ・ほてり・微熱・頭痛

自律神経失調症

月経困難症・子宮内膜症

更年期障害など婦人科疾患
 

様々な症状に効果があるとされています。

 

「加味逍遙散」を上手に利用して、

PMS月経前症候群のつらい症状を

改善してゆきましょう!!

 

 

 

 

 

月経前症候群に効くツムラの漢方薬「温経湯(うんけいとう)」

「温経湯(うんけいとう)」ってどんな漢方薬

 

「温経湯(うんけいとう)」

PMS月経前症候群などの月経困難症や

月経不順・更年期障害などの

女性の婦人科疾患の改善に

処方されることの多い漢方薬です。

 

漢方的な貧血ともいわれる血虚

対してそれを改善する効果があると

考えられている漢方薬です。

 

血虚は西洋医学的な貧血とは

イコールではなく、血液検査の数値的に

異常が見られなくても血虚の症状があれば

漢方医学的には血が不足していると

判断されます。

  

 また、

血虚を改善し血流が改善することで、

皮膚にまで水分や栄養が行き渡り

皮膚の乾燥に関する諸症状が改善すると

言われています。

 

 

「温経湯(うんけいとう)」に含まれる生薬の種類

 

麦門冬(バクモンドウ)

半夏(ハンゲ)

当帰(トウキ)

甘草(カンゾウ

桂皮(ケイヒ)

芍薬(シャクヤク)

川芎(センキュウ)

人参(ニンジン)

牡丹皮(ボタンピ)

茱萸(ゴシュユ)

生姜(ショウキョウ)

阿膠(アキョウ)

 

出典:ツムラ公式HP「温経湯」より

 

シンプルな名前とは裏腹に

色々な生薬が配合されている

漢方薬です。

 

※細かな配合量などは

処方箋によって変わります。

 

血行を改善して体を温める生薬、

体内に水分や栄養を止め易くする生薬、

様々な効果のある生薬が配合されており

複合的に体調を改善してくれます。

 

f:id:flowering-chamomil:20170209122433j:plain

ツムラ「温経湯」は、

薬局やドラックストアなどでも

気軽に購入できる漢方薬ですが…

 

 

甘草など過剰摂取すると

偽アルドステロン症などの

重篤な疾患を誘発する生薬を

含んでいます!

 

他の甘草を含む漢方薬や、

「グリチルリチン」を含む薬品との

飲み合わせには注意が必要です!!

 

本来ならば、

漢方薬は優れた漢方医によって

証の見立てを行って貰い

それによって処方される薬です。

 

ですので素人判断で、

漢方薬を利用するのは

あまりお勧めはできません。

 

 

西洋医によって処方される

漢方薬も同じようなものですので、

ぜひ漢方に精通した漢方医に

一度ご相談ください!!

  

「温経湯(うんけいとう)」が効く人はどんな人?

 

漢方薬は、

その人の体質や証に合わないと

改善効果が得られない可能性が高い

薬です。

 

ですので、

自分の体質や証に合った

漢方薬を使用する必要があります。

 

PMS月経前症候群の改善に

「温経湯(うんけいとう)」

効くとされるのは、

虚弱体質気味の証の方です。

 

具体的には…

 

・寒がり
・肌荒れしやすい、乾燥肌
・めまいや立ちくらみがする
・手足が冷える、しびれる
・髪に潤いが無く、ぬけやすい
・不眠、不安感がある
・年のわりにしわが多い

 

  • また、月経の症状も… 

 

・経血の量が少ない、色が薄い
・月経期間が短い
・月経が遅れやすい

 

などの症状がある女性の

PMS月経前症候群の改善に

 

「温経湯」は効果的だとされています。 

 

「温経湯」を上手に利用して、

PMS月経前症候群のつらい症状を

改善してゆきましょう(^^♪

 

 

 

 

 

月経前症候群を改善する漢方薬「桂枝茯苓丸」

「桂枝茯苓丸」ってどんな漢方薬

滞りがちな血の流れを良くして

熱のバランスを整えることで、

のぼせや冷えを改善します。

 

血液の循環不良による症状全般に

改善効果があると考えられています。

 

よく漢方用語で言われる、

淤血(おけつ)というものも

この血液不良の状態と深い関係が

あるといわれています。

 

血行改善により、子宮・卵巣などの

生殖器の炎症をしずめます。

 

そしてこれにより、

乱れがちなホルモンのバランスを

整える効果も期待できます。

 

「桂枝茯苓丸」に含まれる生薬の種類

桂皮(ケイヒ)
芍薬(シャクヤク)
茯苓(ブクリョウ)
桃仁(トウニン)
牡丹皮(ボタンピ)

 

製薬会社や漢方医によって

細かな配合量などは変わります。

 

また、

妊娠中に影響を及ぼす可能性のある

生薬である牡丹皮を含んでいますので、

妊娠中または妊娠を希望する際は

使用をお控えください。

 

この「桂枝茯苓丸」を服用中に、

生理が遅れるまたは出血量が増える

といった症状が見られた場合も

使用を中止します。

 

 

詳しくは、

製薬会社や漢方医に直接

お問い合わせください。

 

 

「桂枝茯苓丸」が効く人はどんな人?

 

漢方薬は、

その人の体質や証に合わないと

改善効果が得られないとされる

薬です。

 

ですので、

自分の体質や証を漢方医に

見極めてもらって処方してもらう

必要があります。

 

PMS月経前症候群の改善に

「桂枝茯苓丸」が効くとされるのは、

中間証と呼ばれる証の方です。

 

中間証は、

実証と巨匠のちょうど中間の状態で

バランスの良い状態とされます。

 

比較的体力がある

赤ら顔の女性に適していると

言われています。

f:id:flowering-chamomil:20170210124702j:plain

 

PMS月経前症候群)を含む効能は…

 

月経不順・月経困難症・下腹部痛・

肩こり・頭重・めまい・のぼせ・

手足の冷え・打ち身・しもやけ・

湿疹・皮膚炎・ニキビ・しみ等…

 

様々な症状に効果があるとされています。

 

漢方を上手に利用して、

PMS月経前症候群のつらい症状を

改善してゆきましょう!!